【動詞】nagやnaで「現在の行為や習慣」を表現する（ビサヤ語（セブアノ語）の動詞30個付き）

2020年12月13日

こんな疑問を解決

シヌログマン

「私は学校へ行く。」「私は勉強する。」といった
「現在の行為や習慣」はビサヤ語（セブアノ語）でどう表現するんだろう？

ステフ

ビサヤ語（セブアノ語）の「現在の行為や習慣」の表現の仕方を教えるわ。
よく使われるビサヤ語の動詞と一緒にチェックするわよ！

英語では、「現在の行為や習慣」を「go（行く）」や「study（勉強する）」などの動詞の原形を使って表現します。

一方、ビサヤ語（セブアノ語）では、現在の行為や習慣を表す際には、英語の動詞の原形に似た働きを持つ「語根（不定相）」の語頭に接辞と呼ばれる「nag」や「na」をくっつけて現在の行為や習慣を表します。

接辞には、「nag」や「na」以外にも「ni」「mag」「mo」などたくさんの種類があります。

接辞を加えることで、英語で言うところの時制（「現在」「現在進行形」「過去形」「未来形」など）に近い働きをします。※この記事での説明は「nag」と「na」のみにとどめます。

例えば「行く」という意味の語根は「adto」で、接辞の「nag」を加えると「nag-adto」となります。

よって、現在の行為や習慣を表す「私は学校へ行きます（行っています）。」という文章は以下のように表されます。

Nag-adto ko sa eskwelahan.　私は学校へ行きます（行っています）。

※「ko（akoの短縮形）＝私は」「sa＝～へ」「eskwelahan＝学校」

タカシ

うーんと「nag」や「na」をつけると英語で言うところの現在形になるってことでいいのかな？それともingのような現在進行形に相当するの？

ステフ

ビサヤ語では、現在形も現在進行形も「nag」か「na」で表現できちゃうのよ。「継続相」って言うんだけどね。

タカシ

あっそうなの！それじゃ、どちらか判断するには文脈が大事だね。

ステフ

そういうこと！

以下の表にビサヤ語（セブアノ語）でよく使われる語根を計30個まとめました。

語根の語頭に「nag」や「na」を付けて、現在の行為や習慣を表す「～します／～しています」の動詞へ活用してみましょう。

接辞＋語根	語根	発音（語根）	日本語	英語
nag-adto	adto	アット	行く	go
nag-anhi	anhi	アンヒ	来る	come
nag-kita	kita	キタ	会う	meet
nag-hunahuna	hunahuna	フナフナ	考える	think
nag-atan-aw	tan-aw	タンアオ	見る	look
na-minaw	minaw	ミナオ	聞く	listen
nag-estorya	estorya	エストリャ	話す	talk
nag-puyo	puyo	プヨ	住む	live, stay
nag-dula	dula	ドゥラ	する	play
nag-inom	inom	イノム	飲む	drink
nag-kaon	kaon	カオン	食べる	eat
nag-alingkod	lingkod	リンコッド	座る	sit
nag-barog	barog	バログ	立つ	stand
nag-lakaw	lakaw	ラカオ	歩く	walk
nag-dagan	dagan	ダガン	走る	run
nag-palit	palit	パリット	買う	buy
nag-baligya	baligya	バリギャ	売る	sell
nag-bayad	bayad	バヤッド	払う	pay
nag-sakay	sakay	サカイ	乗る	ride / get on
nag-naog	naog	ナオグ	降りる	get off
nag-dryab	dryab	ドライブ	運転する	drive
nag-tudlo	tudlo	トゥドロ	教える	teach
nag-praktis	praktis	プラックティス	練習する	practice
nag-tuon	tuon	トゥオン	勉強する	study
nag-abasa	basa	バサ	読む	read
nag-sulat	sulat	スラット	書く	write
na-tulog	tulog	トゥログ	寝る	sleep
nag-mata	mata	マタ	目覚める	wake up
nag-kanta	kanta	カンタ	歌う	sing
nag-sayaw	sayaw	サヤオ	踊る	dance